ホームシアターでリビングが映画館のような臨場感に。
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スピーカーの出力(W/ワット)
スピーカーの出力サイズ(W/ワット)はスペック詳細で必ず記載されています。これは音量のパワーだと思って良いでしょう。一般的に値段が安く設定されているスピーカーはこの出力サイズが低く、高価なスピーカーほど出力が高くなっています。
よく誤解されやすいのですが、この出力サイズが大きければ大きいほど音質が良いスピーカーだと思われることがあります。出力(W/ワット)はあくまで「音量パワー」なので音質とは直接関係はしません。ただ、出力が高いスピーカーは値段も高くなり、高価なスピーカーほど音質のクオリティは高いものです。
この出力サイズを基準としたスピーカーの選び方ですが、10畳程度のスペースであれば価格も標準的なエントリークラスで充分な音量を得ることができます。もちろん、出力が高いと小音量でも余裕のある音を出すことができますので、出力パワーがあり余っていて困ることはありません。
それほど広い空間でなければ、スピーカーやアンプなどがセットとなって販売されている比較的安価なホームシアターセットでも、充分ホームシアターを楽しめるようなスペックのものが販売されています。
逆に20畳クラスの広い空間で充実したホームシアターを組むには、それなりの機材が必要になります。スピーカー出力も大きいものを選ぶことになりますし、スピーカー出力を最大限に発揮させることができるアンプが必要です。
例えば、150Wの出力が可能(スピーカー入力150W)であれば、アンプも150W出力のものにすることで、スピーカー本来の出力が活かせることになります。逆にスピーカーが150Wであっても、アンプ側が50W出力が限界であれば、それは非常に残念なことですよね。スピーカーも50Wの比較的安価なもので良かったということになります。
スピーカーの出力は理想とするホームシアター空間によって選び方も変わってくるでしょう。